植物(園)：里のガジュマル【屋久島里程標】

里の植物（園）

沿岸部を移動していると、枝から”紐”のようなものが垂れている・・・変な木に気づく人も多いと思います・・・熱帯地方に特有の”ガジュマル”です・・・

枝から垂れる紐のようなものは”根っこ”で・・・気根といいます
伸びて地面まで到達すると根を張り、幹のように太くなります・・・切ったりしなければ、何本もの幹が枝で繋がった不思議な姿になっていきます・・・

イチジクの仲間ですが、屋久島、種子島が自生の北限になります

ガジュマルは沖縄では妖精が住んでいるとも伝えられますが・・・屋久島では集落を見守るように大木があったりします

ここでは、ガジュマルとアコウを集めた志戸子ガジュマル公園、県道近くにあり枝面積の大きなサル川ガジュマル、昔、ＮＨＫの朝の連続テレビ小説“まんてん”の舞台にもなった仲間ガジュマルをご紹介します

公園内には、アコウやガジュマルの大木・・・タブ、アコウ、ガジュマルの合体木などがうっそうと茂っています・・・初めは細かった気根も成長して太くなり、幹のような景観になる様子が分かります

奇妙な外観の植物に囲まれて、まるでジャングル気分！・・・

私が行ったときは・・・入口で団扇を貸してくれると言われたのですが・・・意味がわからず・・・後で身にしみてわかりましたが・・・中は“鬱蒼”としており、暑いわけではありません・・・

クイズ：なぜ団扇・・・なのでしょう？
答え　：行けばわかります・・・

県道に小さな表示・・・坂を２００ｍほど上がったところにまた表示・・・道の右側が空き地のように広がり・・・入り口はどこ？？？？・・・よく見ると表示が・・・ここを入るの？と思うような道を入り５分も行くと・・・

一本のガジュマルが複数の幹を持つようにつながり、枝の面積は１０アールとも言われます

１０アールって？？？・・・１アールが１０メートル角の面積（１０ｍ×１０ｍ＝１００平方メートル）だから・・・

これが一本の木？・・・かなり奇怪な光景です・・・それから・・・暖かい時期は虫よけを持っていってね！

ここのガジュマルは、気根が発達してアーチを作り、立派な門になっています

ガジュマルの門の中は個人の家（食事処）なので・・・マナーに注意・・・。また、中間川に沿って何本もガジュマルが自生しています・・・

昔、ＮＨＫの朝の連続テレビ小説“まんてん”の舞台にもなり、近くにドラマロケ地の案内板が・・・ここを起点に、連続ドラマ回想の旅も良いかも・・・？